【開催レポ】コーチング練習会Vol2

瀬戸市で、コーチングの練習会をしました。

コーチングの基礎・応用講座を受講してくれたメンバーの

ブラッシュアップのための練習会で、今回が2回目です。


5月に1回目の練習会をした時と同じメンバー5人が

今回も参加してくれました。

練習場所も、前回と同じく和みの「和室」です。

今回も、クライアント役とコーチ役になった2人の会話を周りが見守る形で、

1人ずつ順番にコーチ役をしていきました。


本当に、みんながみんなコーチングが上達していて驚かされます。


全員に共通していえるのが、「聞き上手」!

相手が自分が話したいことを十分に話せるような「傾聴」ができるって、

実はプロのコーチやカウンセラーでも難しいことなのです。


なぜなら、以下のような2つの壁が立ちふさがってくるから。


まず第1の壁は、傾聴の壁で

「自分が聞きたいことを聞きたくなってくる」こと。

相手の話を聞いていると、どうしても自分の観点での興味が湧いてくるものです。

しかしこれが、傾聴の邪魔をします。

ここを突破するには、自分の関心以上に「相手に」興味を持つ共感力が必要です。


次の第2の壁は、質問の壁で

「相手の問題を解決したくなってくる」こと。

私たちは、良かれと思って相手の話から見えてきた問題を何とかしたくなってきます。

しかしこれが、質問を曇らせます。

ここを突破するには、「相手は自分で問題解決ができる人だ」と信頼する勇気が必要です。


この2つは、「こう思おう」と頭でわかっているだけでは中々できないのが悲しいところで、

練習と実践で初めて身につきます。

なぜなら、これは「習慣」になっているので自分では気づきにくく、

まずは誰かにフィードバックしてもらって「自分で自分に気づく」ことが必要だからです。


そして何より、この2つを手放して対話した時、こちらが思ってもみないところで

相手が自分で何かに気づいて意識が変わりだすのに驚きをもって実感した時に、

「いらないものだったんだ」と体で理解して、自分の意識が変わりだします。


練習会の参加メンバーは、全員ここを乗り越えていました。


だから、

「こうした方がいいのに」

「なんとか解決させたい!」という

自分の思いに飲み込まれることなく

相手の話に寄り添って聞くことができて、


「これを何とかすれば良いんじゃないの?」
「何でそんなことになっちゃったの?」

と自分視点での質問ではなく、

「もしそうなったらどんな思いがする?」

「どうなっていたらいいと思ってる?」

など、相手視点での効果的な質問が自然と出てきていました。



全員、聞き上手なだけでなく、質問上手でもあるのです。

聞いていて「おっいいな」と思う質問が、どの人からも出ていました。


「この人は今何を解決したいのかな」

「どうしてそう思ってるんだろう」

と、相手の想いに興味を持って心から寄り添って聞いていると

「良い質問」は自然と湧き出てくるものです。


「良い質問」とは、相手に気づきを与える質問。


それにはやっぱり、相手を信じる自分の「思い」が要る。


コーチングは、人に優しく寄り添えるスキルだなと思うと同時に、最終的には相手を受け入れる「思い」が大切だなあ、と感じました。

優しい受講生のみんなと。

ぽじふる

人と人のつながりに虹の架け橋を

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